石狩厚田・濃昼の滝、雷電海岸・3ルンゼ、支笏湖・美笛の滝
2008年2月4日(月)夜〜7日(木) 
2月4日(月)夜発 東京=羽田=千歳=札幌 ホテルノースイン札幌「北農健保会館」泊
2月5日(火)札幌=石狩=厚田=濃昼の滝=浜益温泉「浜益保養センター」にて入浴=札幌=札幌雪祭り ホテルノースイン札幌「北農健保会館」泊
2月6日(水)札幌=余市=岩内=雷電〜3ルンゼ〜雷電=雷電温泉ホテル「観光かとう」にて入浴=岩内=余市=札幌 ホテルノースイン札幌「北農健保会館」泊
2月7日(木)札幌=千歳=支笏湖=美笛の滝入口〜美笛の滝〜美笛の滝入口=支笏湖氷濤祭り=支笏湖温泉「休暇村支笏湖」にて入浴=千歳=羽田=東京 
メンバー 田中、他 
濃昼の滝
◆濃昼の滝はゴキビルの滝と読みます。海抜0mの世界的にも稀な氷。国道231号線から濃昼の滝の下降点までつぼ足で少し歩くと50mザイルダブルで海に向かって懸垂下降。アイスなのに海に行く。素晴らしいロケーションだった。トップロープで右、左、真ん中と計4回登った。垂直部分は20m位。昨年は岩肌一杯にカーテン状に氷が付いていて今回登った所は水が流れていて登れなかったそうだ。晴れたり雪が降ったりの天気だった。のんびりお湯を沸かしてカップラーメンを食べた。
濃昼の滝の下降点から見降ろす海 濃昼の滝を登る田中 ここで休憩した
ビレイヤーの後ろはすぐ海 濃昼の滝 濃昼の滝の横のアイスボルダー
 
雷電3ルンゼ
◆駐車場から初めてスノーシューを履いて3ルンゼを目指し1時間弱登る。北海道は毎日雪が降るのでトレースはない。そして必ずラッセル。Hさんがリードで登りセカンドで2人上がって60mザイルダブルで懸垂下降して終わり。雷電3ルンゼは90°が30mある45m滝。リードのHさんはアイスが上手いと評判の人。加重をかけないでレストしながらスクリューを10本打った。さすがに見ていて安定していて上手い。最後の私は10本も回収するのかと昨日の疲れもあり心配だったが二人目の人がテンションかけながら5本回収してくれた。最後に私が残りの5本を回収(テンションはなし)、滝の上の雪面を10mくらい歩いて右の木でビレー。その上の小滝も凍っていた。普段は凍らないそうだ。懸垂下降も60mザイルをダブルでぴったり。
◆4ルンゼよりも難しいといわれる3ルンゼを登れたのは価値ある1本だと思う。久しぶりに登っている時に声を出しながら登った。エキサイティングな一日だった。登りきった時は興奮していた。
初めて履いたスノーシュー 雷電3ルンゼ 雷電3ルンゼの取り付きから海を見る
  
雷電3ルンゼ セカンドで登る田中 セカンドで登る田中

美笛の滝
◆美笛の滝は遊歩道もある観光地?無雪期は3段の滝だが積雪期は上段、下段の2段の滝となる。遊歩道を途中まで行きトレースがあることを確認してスノーシューをデポ。雪崩の発生する場所を通るのでビーコンも装着。氷はあまり発達していない様子。1ピッチ目の下段は田中がリード。真ん中でスクリューを1本打った。下段を登って左側の支点でビレー。10m位ラッセルして歩き2ピッチ目の上段も田中がリード。登っていくと少し立って来たのでランニングにスクリューを2本打った。上段を登ると左側に懸垂の支点があった。2ピッチ目を登っている時は熱くて汗をかいた。陽の当たる滝からか氷雪の部分も結構ありバイルを深く刺した。懸垂2回で取り付きに戻り下段の左側でトップロープで3本登って終了。二人だけなのでのんびりお湯を沸かしてカップラーメンを食べた。前日の滝がバーチカルで美笛の滝は初心者用の滝だが記録を調べると陽のあたる滝なので上段は水が流れていて登れなかったなどと言うのもあるので今回はトレースもあって登れたので良かった。支笏湖で氷濤祭りを見て帰る頃、雪が降ってきた。
美笛の滝入口 美笛の滝全景 下段
2ピッチ目(上段)をリードで登る田中 2ピッチ目(上段)をリードで登る田中 下段の左をトップロープで遊ぶ
  
◆3日間、札幌のホテルをベースに3日間共違うエリアで氷が登れた。3日間連続で登り込みが出来た。ホテルに宿泊すると毎日濡れたものが乾かせて良い。札幌雪祭り、支笏湖氷濤祭りも見学できたし3日間共違う温泉に入れたので良かった。
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