北アルプス・北鎌尾根
2008年5月2日(金)夜〜5日(月) 
5月2日(金)夜発 東京=中央道=松本IC=沢渡駐車場 テント泊
5月3日(土)沢渡駐車場=バス=上高地バスターミナル〜横尾〜槍沢〜ババ平〜大曲〜水俣乗越〜天上沢〜北鎌
沢出合 テント泊
5月4日(日)北鎌沢出合〜北鎌沢右俣〜北鎌のコル〜天狗の腰掛〜独標〜北鎌平〜大槍左ルート〜槍ガ岳〜ババ
平 テント泊
5月5日(月)ババ平〜槍沢〜横尾〜上高地バスターミナル=バス=沢渡駐車場=松本IC=中央道=東京
メンバー 田中、石田 
◆2日の22:40分、沢渡駐車場着。缶ビール1本飲んで23:30消灯。夜中中車の音がうるさくテントを張った隣の車
がエンジンをかけたまま寝ていてうるさくて良く眠れなかったが4時半起床5時半過ぎぐらいのバスに乗り6時10分上
高地バスターミナル着。大曲で木村ガイドパーティーに出会う。数日前にも北鎌を登っていると聞く。ガイド以外のお客
さん2名は小さなザックで荷物が軽くこのガイドパーティーには追いつかなかった。水俣乗越で槍ガ岳が見える。北鎌沢
出合に3時頃着。テントを張り酒を飲んでいる夕方4パーティーが来た。
河童橋から見る穂高連峰 明神東稜 屏風岩
水俣乗越へ向かう 天上沢から見る槍ガ岳 北鎌沢出合
 
◆4日は2時起床、3時50分出発。てっきりガイドパーティーが早く行くのかと思ったら我々が先頭だった。が北鎌沢の
途中で荷物の軽いガイドパーティーにあっさり追い越される。北鎌のコルに着くとP2から来た関西のパーティーがコル
に泊まったらしく出発する時だった。P8の登りで足場の雪が崩れ数メートル落ちてしまった。このあたりは雪が崩れて
登りずらかった。天狗の腰掛から独標の取り付きまで石田さんにザイルを持ってもらう。
独標1ピッチ目はルンゼの雪壁を10m。(出だしのトラバースにトラロープがある)………石田さんリード
独標2ピッチ目は岩と雪の痩せ尾根(残置ハーケンが2箇所あった)………石田さんリード
独標に登ると槍ガ岳が見える。予定では北鎌平泊だったが独標から調子が上がってきて思ったより早く北鎌平に到着
し槍ガ岳を登って降りることにする。北鎌平で最後の休憩をして岩場の基部まで登る。ここから50m位登ると1ピッチ
目の確保点がある。
槍ガ岳左ルート1ピッチ目はチムニーを越えて50m一杯で確保点あり。途中にも残置あり………田中リード
槍ガ岳左ルート2ピッチ目は無雪期は核心となるチムニーから始まるが雪で8割方埋まっており雪壁になっている。岩
場を左から巻くように雪稜を登ると頂上の祠の横に出る(50m)………田中リード
ザイルを使用したのは独標2ピッチと槍ガ岳2ピッチの計4ピッチ。
山頂には大勢の人がいたので早々と下山をするが下りの鎖場で人が詰まっていて槍の下りで時間をくってしまう。
槍ガ岳の基部からシリセードで殺生ヒュッテの高さまで一気におりその後シリセードを混ぜながらババ平まで降りる。バ
バ平に着いたのが16時20分。4日は12時間30分行動となった。
北鎌沢右俣を登る 北鎌のコルからP8へ向かう 天狗の腰掛
独標 独標1ピッチ目(先行パーティー)  独標2ピッチ目
独標からの槍ガ岳 独標の先の小岩峰群(P11〜P14) 槍ガ岳・P15・P14
槍ガ岳 槍ガ岳1ピッチ目のチムニー 槍ガ岳2ピッチ目
槍ガ岳の山頂にて 山頂からの眺め 槍沢側から槍ガ岳をバックに 
    
◆5日は3時起床、4時30分出発。9時に上高地バスターミナル着。渋滞を避けて早々と帰宅する。7年前の無雪期に
来た時は北鎌尾根を巻いたり登ったりしたが今回は全部直登した。2日間暑いぐらいの天気の良さでトレースがあり雪
の状態も良かった。良い条件が揃ったのでもう一日分の食料などを残し予定より一日早く下山とした。
◆北鎌尾根で雷鳥を見た。上高地では行きも帰りも猿を見た。
 

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