メキシコ・ピコ・デ・オリサバ、ネバード・デ・トルーカ
2006年12月28日(木)〜2007年1月5日(金)
2006年12月28日(木)成田=ダラス=メキシコシティー=「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
12月29日(金)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=ソカロ広場=国立宮殿=ワダルーペ寺院=ティオティワカン=「ロイ
ヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
12月30日(土)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=レグナ・デル・ソル〜ネバード・デ・トルーカ〜レグナ・デル・ソル=山
麓キャンプ場 テント泊
12月31日(日)山麓キャンプ場=古い修道院=「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
2007年1月1日(月)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=トラチュチュカ=ピエドラ・グランデ〜4460m〜ピエドラ・グラ
ンデ無人小屋泊
1月2日(火)ピエドラ・グランデ無人小屋〜ヤマペ氷河〜北稜〜ピコ・デ・オリサバ〜ピエドラ・グランデ無人小屋=トラ
チュチュカ=アピサコ「ルイス・アルベルト」ホテル泊
1月3日(水)アピサコ「ルイス・アルベルト」ホテル=メキシコシティー(山の店)=「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
1月4日(木)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=メキシコシティー=ダラス
1月5日(金)=成田
メンバー 田中、他
2006年12月28日(木)成田=ダラス=メキシコシティー=「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
◆成田19:25発、ダラスで一旦アメリカ合衆国へ入国してメキシコシティーへ19:48着。時差−15時間。ホテルにチ
ェクインして近くのファミレス「サンボーン」へ夕食に行く。食事を終えて店を出たら夜中の1時を回っていた。
12月29日(金)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=ソカロ広場=国立宮殿=ワダルーペ寺院=ティオティワカン=「ロイ
ヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
◆完全に時差ぼけでほとんど睡眠時間が取れていないがこの日は体を慣らすため一日観光。太陽を体に浴びて体内
時間を戻す。メキシコシティーの標高は2240mある。メキシコシティーは3000m級の山に囲まれておりメキシコシティ
ーから外に出るには標高3000m位の峠を越えなければならない。
独立記念塔 独立記念塔の前のベンチ メキシコの国旗
旧市街の教会 ソカロ広場 ソカロ広場
国立宮殿 国立宮殿の壁画 ワダルーペ寺院
ワダルーペ寺院 ワダルーペ寺院のマリア様 昼食の「メキシコ料理」のレストラン
月のピラミッド 月のピラミッドの頂上 月のピラミッドから
太陽のピラミッド 太陽のピラミッドの頂上 夕食の「メキシコ料理」のタコス

12月30日(土)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=レグナ・デル・ソル(4200m)〜ネバード・デ・トルーカ(4707m)〜
レグナ・デル・ソル=山麓キャンプ場 テント泊
◆高度順化が目的でメキシコで4番目に高いネバード・デ・トルーカの最高峰のフレイル(修道士)へ登りに行く。レグ
ナ・デル・ソルと言う湖の湖畔が登山口で標高4200mある。あくまでも高度順化が目的なのでゆっくり息を吐きながら
登る。左側から登りピークを二つぐらい巻くと日本の「槍ガ岳」に似たような山頂が見える。山頂でしばらく休憩してその
ままコルから砂走りのようなジグザク道を降りた。一周してきたことになる。風が強くほこりだらけになる。下山後、高度
順化するため山麓のキャンプ場(3700m)でテント泊。キャンプ場でも異常に気温が低く夕食はラーメンを少し食べた
だけであった。
メキシコ第4位の高峰
ネバード・デ・トルーカ(4707m)登頂
ネバード・デ・トルーカ レグナ・デル・ソル登山口 月の湖と太陽の湖
ネバード・デ・トルーカの稜線 ネバード・デ・トルーカ   トルーカは槍ガ岳に似ている
ネバード・デ・トルーカの山頂にて 山麓キャンプ場 キャンプ場で一人で泊まったテント
 
12月31日(日)山麓キャンプ場=古い修道院=「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
◆朝7時起床だがキャンプ場の朝は寒くてテントから出られない。テントの外を見たら霜で真っ白だった。キャンプ場で
朝食の予定だったがあまりの寒さに車で街まで降りてメキシコのファミリーレストラン「VIPS」で朝食にする。メキシコシ
ティーのホテルに行くだけなので時間があるから観光で古い修道院に立ち寄った。ホテルで昼食を食べ街の中を歩く。
マクドナルドではローリングストーンズの曲が流れていた。夕食はこれまで「はずれ」ばかりだったので日本食レストラン
「トーキョー」でトーキョースペシャルを食べる。トーキョースペシャルは刺身、天麩羅、串カツ、焼き鳥など全10品付き。
ヘノバ通り メキシコシティーのマクドナルド インスルヘンテンス市場の入口
古い修道院 古い修道院  古い修道院
  
2007年1月1日(月)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=トラチュチュカ=ピエドラ・グランデ(4260m)〜4460m〜ピ
エドラ・グランデ無人小屋泊
◆ホテルを9時に出発。途中でコーヒーショップに立ち寄った。トラチュチュカの民宿で昼食を頂き、四輪駆動車に乗り
換えて登山口のピエドラ・グランデへ向かう。午後4時から2時間ほど高度順化目的で標高200m程登って来た。夕食
はトラチュチュカの民宿でタッパに詰めてきたスープを温めなおして飲む。メキシコに来て初めて朝方、霧雨が降った。
今までで一番天気が悪い。トラチュチュカからもピコ・デ・オリサバは全く見えず天候が気になったがピエドラ・グランデ
に向かって林道をあがっていくと天気が回復してきた。
ホテルからのメキシコシティー トラチュチュカで食べた昼食 トラチュチュカで見たロバ
トラチュチュカで登山準備をする トラチュチュカの民宿のキッチン 途中、立ち寄ったコーヒーショップ 
 
1月2日(火)ピエドラ・グランデ無人小屋〜ヤマペ氷河〜北稜〜ピコ・デ・オリサバ〜北稜〜ヤマペ氷河〜ピエドラ・グ
ランデ無人小屋=トラチュチュカ=アピサコ「ルイス・アルベルト」ホテル泊
◆19:00過ぎに寝て23:40起床。1時に出発。24:00頃、北村国際山岳ガイドが小屋の外に出て「外は暖かいで
す」「山もクリアーに見えています」と言っていた。私が21:00頃、外にトイレで出た時も山が見えていて暖かかった。絶
好のアタック日和になった。朝食はカップ麺を2個食べて、コーヒーとティーを飲んで小屋の外でタバコを吸って準備O
K。出発の時間が待ちきれない。現地ガイドが後10分待ってと言ったが1時に北村国際山岳ガイドがオーダーを決め
て私が一番後ろになって北村国際山岳ガイドが「Let’s Go To The Sumit」と言って出発。「カッコエエ〜」「それ貰
った」という感じでしたが誰も返事をしなかった。私は後ろで「誰か返事ぐらいしろよ」と思っていたがみんな疲れている
のかな〜。4700m付近から雪が出てきてアイゼンを履いてストックからピッケルに持ち替える。4900m付近のヤマ
ペ氷河でガイドのマーティンとザイルを結び真っ暗な北稜をアイゼンを利かせてグングン登る。北稜は標高約500mぐ
らいあり「まだか、まだか」と言う感じです。左側にラ・マリンチェが見てきた。その内、回りも明るくなってきた頃、火口淵
に飛び出る。火口淵で写真を撮ったりして休憩した後、山頂を往復する。山頂からはポポカテぺトル、イスタシワトルが
見えた。今年のメキシコは遅くまで雪が降り例年より雪が多いそうです。この時期のピコ・デ・オリサバは気温が低く雪
がしまっていて登りやすい。北稜の取り付きまで戻ってきてザイルをしまって後はお気楽の下りと思っていたら安全地
帯に戻ってから私に高度障害が出てきた。2、3歩歩いては雪の中に倒れて眠くなってしまう。ガイドのマーティンがまた
ザイルを結ぶ。かなり早く山頂を往復してきたので時間はたっぷりあるので休み休みのんびり下ることにする。標高が
下るに連れて私の具合も良くなってきた。5000m以上でタバコを吸いすぎたのかなと思う。北村国際山岳ガイドは「気
が抜けたんじゃないかな」と言っていた。ピエドラ・グランデ無人小屋まで降りて四輪駆動車に乗り込みトラチュチュカま
で降りて夕食を食べ更に2時間ほど車を走らせてアピサコと言う町の「ルイス・アルベルト」ホテルに泊まる。近くのコン
ビニ「OXXO」(オクソーと読む)で缶ビールを買って荷物の整理をして寝る。
◆トラチュチュカで夕食を食べ終わって外に出ると夕焼けにピコ・デ・オリサバが輝いていた。
◆メキシコには標高5000mを越える山が三座ある。ピコ・デ・オリサバ、ポポカテぺトル、イスタシワトル。ポポカテぺト
ルは現在火山活動中で登山禁止になっている。ピコ・デ・オリサバは北米ではマッキンリー、ローガンに次ぐ三番目に
高い山であってメキシコ最高峰である。
メキシコ最高峰
  ピコ・デ・オリサバ(5699m)登頂
ピコ・デ・オリサバの夜明け  ガイドのマーティン ピコ・デ・オリサバの火口 
ピコ・デ・オリサバの山頂  ピコ・デ・オリサバの山頂 ピコ・デ・オリサバの北稜
ピエドラ・グランデ無人小屋 トラチュチュカからピコ・デ・オリサバ 林道から見たピコ・デ・オリサバ
  
下記の写真3枚は後日、マーティンガイドからメールで送られてきた物です。
暗闇の中を登る 北稜上部で夜が明けてきた 北稜を降りてから振り返る私です

1月3日(水)アピサコ「ルイス・アルベルト」ホテル=メキシコシティー(山の店)=「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル泊
◆ホテルの前のレストランで朝食を食べてメキシコシティーへ向かう。途中、ラ・マリンチェが良く見える所やポポカテぺ
トル、イスタシワトルが見える所で車を止めてくれて写真を撮る。メキシコシティーのホテルに戻る前に山道具の店2軒
に連れて行ってもらう。「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテルに戻り近くのファミリーレストラン「VIPS」でランチメニューの昼食
を食べて現地山岳ガイドとお別れする。その後、大晦日に行ったら閉まっていたインスルヘンテンス市場を見に行き、
夕方16:00にホテルのロビーで待ち合わせてスーパーマーケットやTシャツ屋さんに土産を買いに行く。
◆メキシコシティーの山の店は日本ほど品揃えがなく限られたものしかないがクライミング用品など最低限の物はあっ
た。
◆この日の夕食はメキシコ最後の食事でまた日本食レストラン「トーキョー」でトーキョースペシャルを食べる。北海道旭
川市出身のオーナーがラストナイトだからと言ってサービスでメキシコの代表曲「べサメムーチョ」をギターを弾きながら
歌ってくれた。プロ級の上手さであった。「べサメムーチョ」の作曲者が日本食レストラン「トーキョー」によく食事に来て
いたそうです。メキシコのビールはコロナビールを初めどれも美味しかった。コーヒーはアメリカンでマグカップに並々つ
いで飲むようだ。
「ルイス・アルベルト」ホテル アピサコの教会  ラ・マリンチェ
イスタシワトル ポポカテぺトル 「VIPS」のランチメニュー
ガイドのマーティンとチーフのコロナ メキシコシティーの山の店 メキシコシティーの二件目の山の店
日本食レストラン「トーキョー」 トーキョースペシャル 「トーキョー」のオーナー
   
1月4日(木)「ロイヤル・ソナ・ロッサ」ホテル=メキシコシティー=ダラス
◆3:45モーニングコール。4:30出発。メキシコシティー=ダラス間は飛行機の中で寝ていた。
1月5日(金)=成田
◆夕方に帰国。20:00に帰宅。
ネグロモデロビールのラベル ボヘミアビールのラベル メキシコシティーの山の店

ネバード・デ・トルーカの概念図 

ピコ・デ・オリサバの概念図

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