奥秩父・乾徳山 頂上岩壁第三岩稜、第一岩稜、旗立岩中央岩稜 
2011年10月27日(木)
東京=JR山梨市駅=大平牧場跡〜道満尾根〜扇平〜鎖場〜山頂〜下降〜頂上岩壁第三岩稜(2ピッチ)〜山頂〜鎖場迂回路〜下降〜頂上岩壁第一岩稜(2ピッチ)〜山頂〜鎖場迂回路〜下降〜旗立岩中央岩稜〜旗立岩〜扇平〜道満尾根〜大平牧場跡=JR山梨市駅=東京
メンバー 田中、ashibi
頂上岩壁第三岩稜(65mWA0)
◆大平牧場跡から紅葉の中をのんびり山頂を目指す。出発は8時50分。月見岩で1回休憩しただけで頂上直下の鎖場も登って2時間近くかけて山頂に着く。山頂でギアを着けて水のタワ方面に短い梯子を二つ降り左の藪に突っ込む。末端に着いたら夢想国師の石像があり不安だったルートが第三岩稜とはっきりした。これで全ての位置関係が分かった。1ピッチ目は4級で横断バンドで切る。右に懸垂用の樺の木もあった。2ピッチ目は稜線通しに行ったので2級。                               
     
 紅葉  扇平  富士山
     
 乾徳山の山頂  頂上岩壁第三岩稜取り付き  夢想国師の石像
     
 1ピッチ目  1ピッチ目(高度感抜群)  2ピッチ目
     
 2ピッチ目  2ピッチ目  2ピッチ目
頂上岩壁第一岩稜(45mW)   
◆鎖場直下から樹林帯のルンゼを下り取り付きへ。1ピッチ目はホールドの少ないスラブどフェースで右の方にハーケンが1枚あったので行ってしまったが登れそうにないので戻り微妙なバランスで登るが残置はハーケン1枚でカムを2カ所決める。ここが今日一番の核心だった。難しい箇所なので一段上がった所でピッチを切る。2ピッチ目は歩きから3級の岩稜。終了点は鎖場の終わりの部分で鎖でアンカーを取った。またザイルをたたみ再び靴を履き替え2回目の鎖場の迂回路の下降。                   
     
   1ピッチ目  1ピッチ目
     
 1ピッチ目  2ピッチ目  2ピッチ目
旗立岩中央岩稜(90mWA0)  
◆旗立岩から登山口方面へ50m位行き藪とルンゼを降り取り付きへ行く。このルートは2回目なので迷わず登れた。P1とP2の間で1ピッチ目を切りP2とP3の間で2ピッチ目を切った。ザイルを2本の内このルートだけ1本デポした。       
     
 1ピッチ目  1ピッチ目  2ピッチ目
     
 2ピッチ目  3ピッチ目  3ピッチ目
◆カムを使える場所は幾らでもあるので今日は4つ持っていったがビレイ点、ランニングなど結構使った。
◆朝から晩まで一日中雲一つない快晴で見えるべき山は全て一日中見え絶好のクライミング日和なので時間ギリギリまで使って3本登った。3本共ザックを背負って登り下りは休憩なしで1時間で駐車場に戻った。戻ったのは暗くなる寸前の17時。丁度8時間行動でした。乾徳山の岩場で1日で3本登った人はいないのでは。

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