3月1日(月)東京=成田=バンクーバー=タクシー=「Sandman」ホテル泊
◆夜7時のフライトなので朝寝坊し放題。普段は休日でも山へ行くので朝が早いが朝ゆっくりする日は一年にそう何日 もないので前日夕方4時くらいから日本酒を飲んで焼酎を1リットル以上飲んでしまい風呂も入らず何時に寝たかも分 からない有様だ。完全に二日酔いで朝風呂に入って銀行や整体に行って洗濯して午前中は終わり午後は自宅で昼食 に好きなものを沢山食べてaikoのライブDVDを1枚見てかなりリラックスできた。山へ出発する時は時間があるときは 女性ボーカルを聞いていつもリラックスしている。これも大切な時間だ。翌日バンクーバーへ着くが初めてエアーカナダ に乗る。カナダに入国するのも初めてだ。フライトは8時間10分の予定だが9時間位かかった。飛行機は満席で私の 席だけ搭乗時間を過ぎてようやく決まった。なんてことはない避難口の扉の所だが座席間が広くて足が伸ばせるので 良い。リクエスト通り通路側だった。座席に備え付けのオーディオにアルバムが何百枚も入っている。ハードディスクの おかげだ。今はビリージョエルの「Glass Houses」を聞いている北米に入るに相応しいロックだ。その他はボブ・マー レーやディージーガレスビーなどを聞いた。普段はあまり音楽も聴く時間もないので良かった。機内食で初めてカナダ のビール「カナディアン」を飲んだがぬるくてまずかったので次は白ワインを頂いた。機内食は夕食(シーフード)と朝食 (フレンチトースト)と2回。バンクーバーの空港に着きタクシーで「Sandman」ホテルへ行く。12時位だが部屋に入れ て少し休んでタクシーでショッピングモールへ行ってファーストフードの昼食を食べる。一回りしてタクシーを呼んでホテ ルへ帰る。シャワーを浴びてホテルの1階にあるグリル「Moxie’s」で夕食にする。かなりのボリュームで腹いっぱい食 べた。
3月2日(火)バンクーバー=カルガリー=グロットクリーク=バンフ「VOYAGER Inn」ホテル泊
◆5時起床。5時半のホテルのシャトルバスで5時45分にバンクーバーの空港に着く。「スターバックス」で朝食を取り7 時のカルガリー行きのフライトに乗る。外国のオリンピックのチームなどがいる。カルガリー空港でレンタカーに乗り1号 線でバンフ方面へ向かう。車のFMでは北米らしくアメリカンロックが流れている。サングラスをしてロックを聞きながら ハイウェイを飛ばす。ロッキーに入るに相応しい感じだ。市内を出るとカルガリーオリンピックのジャンプ台が左に見え る。スキー場なのでスキーもやっている。カナナスキを過ぎるとロッキーが近づいてくる。キャンモアのスーパー「セーフエ ー」でパンや飲み物などを買う。1Aで少しキャンモア方面へ戻りグロットクリークに氷の下見に行くが暖かくて何もなか った。右岸の壁にはミックス用らしきボルトが沢山あった。バンフの市内でショッピングをして夕食はギリシャ料理「バル
カン」に入る。
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グロットクリークのトレイル入口 |
グロットクリーク |
グロットクリーク |
3月3日(水)カスケードフォール(300mWI3)=ジョンソンレイク=ミネワンカレイク=バンフ「VOYAGER Inn」ホテ
ル泊
カスケードフォール
◆ホテルのバイキングの朝食を食べてから前日に見たカスケードフォールが暖冬で怪しいがアップに登れる所まで登 ろうという事で最終ピッチは雪も氷もなく水が流れているのでその下まで7ピッチ登った。駐車場ではムース(ヘラジカ) の群れがいた。下降は懸垂6ピッチ。氷雪のアイスクライミングでした。非常に暖かい。4月並みの気温だそうだ。カス ケードフォールは南面になるので日があたり解けるのも早いみたいだ。朝の内に登ってしまい昼過ぎには降りてきた。 時間がるのでジョンソンレイクとミネワンカレイクを見に行く。ここでマウントランドルにかかるプロフェサーフォールがブ ルーで良い状態と確認する。急遽、翌日にプロフェサーフォールを登ることに決定してホテルの予約を入れてゲートま で道路の下見に行く。バンフでショッピングして夕食はメキシコ料理「マグパイ&スタンプ」へ入る。メキシコビールの「ソ
ル」を飲んだ。
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駐車場から見る |
1ピッチ目の取付き |
2ピッチ目 |
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5ピッチ目 |
6ピッチ目 |
7ピッチ目 |
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7ピッチ目 |
カスケードの1ピッチ目より下 |
ジョンソンレイク |
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ミネワンカレイク |
ボウリバー |
真ん中がターミネーター |
3月4日(木)ボウフォール駐車場〜トレイル〜取り付き〜プロフェサーフォール6ピッチ(280mWI4)〜懸垂6ピッチ〜
ボウフォール駐車場=バンフ「VOYAGER Inn」ホテル泊
プロフェサーフォール
◆ホテルの朝食バイキングを食べないのはもったいないが時間が遅くなってしまうので前日にスーパーで朝食を買ってお き5時15分起床、5時半朝食、6時出発。15分でマリリンモンローの映画のロケ地でもあるボウフォールの駐車場に 着いて歩き出す。約一時間半歩いて取付きへ。登る用意をしていたら早速地元バンフの2人パーティーが来た。このパ ーティーは自転車でアプローチをしてきた。順調に終了点まで6ピッチ登り懸垂も6ピッチ。5〜6ピッチ目の間は100 m程雪面を歩く。人気ルートだけに左側にしっかりしたボルトのビレイ点があり全部で4パーティー10人が入った。最後 の滝は左右とも濡れていた。全体的に凍りは軟らかくバイルが決まる。どこまでも続くブルーアイスの好ルートだった。 15時半に駐車場に戻り16時にホテルへ戻った。下山時はトレイルが凍っていて2〜3回転んだ。汗をかいたのでシャ ワーを浴びて1階のリキュールショップで缶ビール6本パックを買って飲んだ。夕食は歩いて直ぐのカナダのファミレス
「チリーズ」で食事にする。
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朝焼け |
1ピッチ目 |
2ピッチ目 |
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2ピッチ目 |
3ピッチ目 |
ナメを振り返る |
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5ピッチ目 |
5ピッチ目の上 |
6ピッチ目 |
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7ピッチ目の上 |
下りで |
「VOYAGER Inn」ホテル |
3月5日(金)バンフ=ハーフナークリーク=レイクルイーズ〜ルイーズフォール(110m)〜レイクルイーズの奥〜レイ
クルイーズ=「国際ホステル」泊
◆ホテルの朝食バイキングを食べてスターバックスコーヒーでゆっくりお茶をしてレイクルイーズ方面へ向かう。途中で カナディアンロッキーの代表格でありアルパインルートも良いマウントキャッスルを眺めるPAで休憩する。ヨーホー国立 公園のハーフナークリークでは前日プロフェサーでお会いしたカナダ人の女性がいて声を掛けてきた。ハーフナークリ ークは道路を挟んでマーブルキャニオンの対岸になる駐車場から歩いて15分。このあたりは2003年の森林火災で 針葉樹林が涸れている。木が炭になった跡がまだ見られた。レイクルイーズのレストランでサーモンバーガーを食べな がらカナダドライを飲む。カナダらしい食事だと自分では思った。レイクルイーズの宿が空いていたので2泊分予約を入 れる。昼食を食べ過ぎたのでレイクルイーズでは湖の奥の氷河の方まで歩いた。レイクルイーズには最高級の巨大ホ テル「フェアモントホテル」が目の前にある。夕食はホステルにある人気のレストランで食事にする。ここで飲んだビール
は「グラスホッパー」と言うビールだった。
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バンフの街 |
ハーフナークリーク |
ハーフナークリーク |
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ハーフナークリーク |
ハーフナークリーク |
ハーフナークリーク |
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ハーフナークリーク |
レイクルイーズ |
レイクルイーズ |
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ルイーズフォール(110mWI4〜5) |
ケーブルガリーズ(15mWI2) |
レイクルイーズ |
3月6日(土)レイクルイーズ=フィールド=カールスバーグ=ギネスガリー(245mWI4)=「国際ホステル」泊
◆スーパーで前日に購入した食料で朝食を食べていよいよフィールドに向かう。トランスカナダハイウェイで30分。マウン トデニスにかかるギネスガリーを目指すが間違ってカールスバーグに入ってしまい1ピッチ目は一段上がった所から垂 直から頭気味の難しい20mを登って更に小滝を越えて60mでビレイ。左の雪稜を20m登って木に下降点があった。 目の前には100m以上の垂直の氷が出てきて完全に違っているのでそこから60mザイルダブルで懸垂1ピッチでカ ールスバーグの一段上の取付きに降りて踏み跡を北方行へトラバースしてピリスナーピラー(215mWI6)を見て一旦 車道に降りて車で移動してギネスガリーの入口を見つけた。ギネスガリーの取付きまで15分ほどの登り。取り付きに 着いた時は既に13時だった。ギネスガリーの1ピッチ目は薄い氷で35m程。バイルを振れるほど氷が厚くないのでピ ックで穴を開けながらフッキングで登るが足場が沢山あるので面白い。1ピッチ目を登ったら上から2人パーティーが懸 垂で降りてきた。最後の滝は70m程あり上部の段の所で一旦切る。右側の木に下降点がある。雪稜をはさみながら 順調に7ピッチ終了点まで登り1回目の懸垂でNさんが足を痛めてしまい車に戻ったのは20時を悠に回っていた。下り は踏み跡がツルツルに凍っていたので車道までアイゼンを付けたまま降りた。アイゼンをはずしたら凍っていて踏み跡 を登る事も出来なかった。レイクルイーズに戻ったのは21時で既にスーパーもレストランも閉まっていた。夕食は食堂に
保管してある翌朝の朝食用の物を食べる。
ギネスガリー
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国際ホステル |
カールスバーグ1ピッチ目 |
カールスバーグ2〜3ピッチ目 |
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ピリスナーピラー(215mWI6) |
ギネスガリー1ピッチ目 |
ギネスガリー2ピッチ目 |
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ギネスガリー4ピッチ目 |
ギネスガリー6ピッチ目 |
ギネスガリー7ピッチ目 |
3月7日(日)レイクルイーズ=ミネラル・スプリング・ホスピタル=カルガリー「cclaim」ホテル泊
◆Nさんが足を痛めたのでバンフの病院へ朝一で向かう。4時半に起きてキッチンへ行ったらスキーを持った2人パー ティーのアイスクライマーが食事をしていて5時に出発していった。スキーでアプローチをして遠くの氷を登りに行く見た いだ。Nさんが動けないので朝食はバンフのマクドナルドでマフィンとベーコンエッグバーガーで済ます。カルガリーの病 院も考えたが同じ部屋に泊まっていた人がスキー場のパトロールでバンフに病院があると言う。また土地柄外国からス キーなどをしに来て骨折などにバンフの病院が慣れていると判断をした。ミネラル・スプリング・ホスピタルでレントゲン を撮った結果左足踵の骨折と分かった。ギプスをして松葉杖を買う。日本人の病院職員のアサミさんが通訳をしてくれ て助かった。アサミさんは背が低くとても可愛い方だった。バンフの薬局がカスケードプラザと言うショッピングモールの 2階にありで処方箋を待っている間に地下のフードコートで昼食にする。薬を貰ってカルガリーへ移動。「cclaim」ホテル と言う高級なホテルへ入る。夕食までジェットシャワーを浴びたり荷物の整理をしたりする。ジェットシャワーは初めてだ
ったので合計3回入る。夕食はホテルから車で15分位の場所のレストランでグリル「Ricky’s」で食事にする。
3月8日(月)カルガリー=バンフ=機中泊
◆Nさんは車椅子。ホテルの朝食バイキングを食べて空港へ向かう。バンフの乗換えで昼食にファウストフードで3コン ボの中華を食べた。帰りのフライトはバンクーバー〜成田間で10時間半。機内食は2回、成田到着2時間前が軽食。 成田空港ではミュージックフェアーの司会をやっている鈴木杏樹似の空港職員がずうっと車椅子を押してくれた。
3月9日(火)成田=東京
◆バンフの山の店は全部回ったがアイスのトポは絶版状態で売っていなかった。山関係の物で購入したのはヘルメッ ト、ネパールエボ、ミックスのトポ。日本と比べると20%位安い。ここでのアイスはロープは60m以上ないと登れない。 ロッキー山脈はアメリカまで続いていて日本の2〜3倍位ありアイスクライミングも一つ一つの滝が大きくスケールが大 きい。エリアが沢山あり短期間ではまるで垣間見ることは出来なかった。2週間以上はいないとクライミングトリップは
出来ない。次はアイスフィールドパークウェイの方に行きたい。
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