大雪・黒岳北稜
◆14日(火)は層雲峡黒岳ロープウェイとリフトを乗り継いでスノーシューは要らなさそうだったので少し上がった木の
根本にデポ。30分ほど斜面を登り黒岳の肩にテントを張る。黒岳の肩は8合目だが正確には8.5合目位にテントを設
営。14日(火)は曇りから午後は絶好の天気に恵まれた。風もなく穏やかで夕焼けが綺麗で静かだった。上川町の夜
景も見えた。15時位から21時まで缶ビール、焼酎を飲んで寝たが夜中から雪と風が酷くテントが揺れている。
◆15日(水)は4時起床の予定で目は覚めたがテントの外は吹雪で起きても仕方がないので5時過ぎまで寝る。撤退
するかどうかと言う天気だが少しずつ回復してきているので、いつでも中止できるように一旦黒岳の山頂へ上がり南側
の斜面を下って一番短い第三ステップから上部を登った。第三ステップへ上がるのに1ピッチザイルを伸ばした。なぜ
か古いロープが残置であった。第三ステップから3ピッチで黒岳山頂へ。ルート全体の三分の一しか登っていないがこ
の天候では少しでも登れたので良かったです。テント撤収後下りはリフトが動いていなかったのでロープウェイ乗り場ま
でスノーシューを履いて降りた。前日の行動時間は30分。この日は行動時間3時間。旭川でラーメンを食べて14時に
は札幌に戻っていた。
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ニセイカウシュッペ山南稜 |
黒岳北稜 |
8.5合目のテント場 |
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テント場からの夕焼け |
黒岳山頂 |
第三ステップへ上がる |
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第三ステップ |
3ピッチ目 |
黒岳北稜終了点 |
道央・定山渓天狗岳中央クーロアール〜中央稜
◆朝9時位まで札幌は雪が降っていたが最高の天気になるのは間違いないので早朝の雪の締まっているうちに雪の
斜面を登りたいからホテルを5時に出発。林道入口から30分ほど林道を歩き天狗沢へ入る。天狗平まで約1時間。こ
こでストックとスノーシューをデポ。いつかは登りたいデルタフェースを眺めながら一気に中央クーロアールの取り付き
に上がる。取り付きには「えぞ山岳会」のレリーフが何枚も岩に打ってあった。中央クーロアールは3ピッチで登った。1
ピッチ目は残置が1箇所しかなく厳しい岩登りでオーバーグローブでは厳しいので暖かいし最初からフリースの手袋で
登った。ホールドは細かくてぼろい。1ピッチ目だけで1時間近くかかった。2ピッチ目はこれでもか?と言うくらいに残
置ハーケンがある。ルート図では2ピッチ目は一気にデルタフェースの頭まで上がるようになっているがテラスに上がる
と新しいペツルボルトが打ってありビレイ点がしっかりしているのでここで1回切る。デルタフェースの頭で1回休憩して
藪岩稜の中央稜を定山渓天狗岳の山頂まで行く。中央稜の岩は右側の雪の斜面から巻きながらも登れるが巻いてし
まうと中央稜ではなくなってしまうので忠実に中央稜を登った。昨年の秋に来た時には天気が悪く何も見えなかったが
今回は山頂から申し分ない展望だった。下りは中央ルンゼを下降して途中で左クーロアールを見る。山頂から20分で
天狗平まで降りた。来た道を戻り昼過ぎには札幌に戻った。行動時間は5時間30分。
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林道入口 |
天狗沢 |
天狗平から見た定山渓天狗岳 |
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デルタフェース |
中央クーロアール全景 |
中央クーロアール1ピッチ目 |
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中央クーロアール2ピッチ目 |
中央クーロアール3ピッチ目 |
中央稜1ピッチ目 |
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中央稜2ピッチ目 |
中央稜3ピッチ目 |
中央稜4ピッチ目 |
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中央稜5ピッチ目 |
中央稜6ピッチ目 |
定山渓天狗岳の山頂にて |
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東尾根 |
定山渓天狗岳からの眺め |
左クーロアール |
道央・風不死岳大沢ルート
◆大沢ルート入口から30分ほど歩いた沢の中にストックとスノーシューをデポ。ここからアイゼン、ピッケルで斜面を登
り二俣を左に行くと山頂へ出るがあまりにも時間が早いので右俣へ入り藪のルンゼを登り最後は雪批にトンネルを掘
り稜線に飛び出す。このルンゼの中は氷が張り付いていた。風不死岳の山頂で休憩して北登山道で下山。途中から広
い雪の斜面に降りてストックとスノーシューに履き替えて戻る。下りは山頂から国道まで40分で降りてしまった。登りも
ノーマルルートで登ったら2時間とかからないだろう。行動時間は3時間40分。
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大沢ルート入口 |
スノーシュー、ストックのデポ地点 |
大沢 |
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左俣(これを詰めると山頂) |
二俣 |
右俣最後のルンゼ |
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雪庇にトンネルを開ける |
上から見たトンネル |
風不死岳の山頂にて |
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風不死岳から見た樽前山 |
風不死岳から見た恵庭岳 |
風不死岳の稜線 |
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