◆ＪＲ初狩駅から国道２０号を歩いて滝子沢沿いの大鹿林道に入り一旦沢を林道が渡る。沢沿いに林道が走っている
のでそのまま行き林道が右に大きくカーブして沢から離れる所で入渓。沢には堰堤が１０個位あった。右の踏み後で全
部を巻いていく。権現橋を潜ってなお単調な河原歩き伏流になりただ歩いているだけでいい加減飽きてきた頃、小滝や
ナメが出てくる。すると奥の二俣が現れる。この沢はここまではどうでもよいので入渓するなら権現橋から入ったほうが
無難で左岸が歩けそうな感じがしたのでもっと上からでも良い。奥の二俣から稜線まで１時間位が楽しめる所だ。３０ｍ
ナメ滝は中央を登って行ったら難しくなってきて右にトラバース。これより真剣に登る。特にスラブは黒い岩が滑るので
集中した。７ｍハングは左に明瞭な巻き道があった。それ以外は全部登れるがそれなりに難しいので初心者はザイル
必衰、全部巻くことも可能のような気がした。四ツ俣は右から二番目を選んだ。理由は水流がある事、下山方行で沢を
登っていけば自然とこのルンゼを登ると思う。一番右は落ち葉の詰まった水のない短いルンゼ。左の２本も水が少ない
ような気はしたし下山方行が逆になってしまう。ルンゼを登って行くと直ぐ左から小滝をあわせて二俣になる。水は左か
ら流れているがハングかかった滝なので真直ぐに行く。傾斜が立ってきて岩も出てくる。最後の壁登りを終えてくると何
となく獣道を拾いながら稜線登山道に出る。藪コギはない。登山道に出て右を見たら滝子山の二等三角点の場所だっ
た。初狩駅からここまで３時間半。後は駅まで休憩なしで下るだけでした。ＪＲ初狩駅から滝子沢左俣を登ってＪＲ初狩
駅に戻ってきて行動時間は丁度５時間。標高差は１１００ｍ。楽しい滝登りが出来る沢だが長いアプローチと河原歩き
が、、、、、許容範囲か。