◆見晴らし駐車場から石門方面に右にカーブした所にある石段が金鶏山の登山口。石段を登りきると落ち葉で踏み後
が分からないので適当に尾根へ上がると明瞭な踏み後があり赤テープなども所々ある。「首なし石像」を過ぎるとV字ガ
リーが出てきて左から巻いても登れるそうだが登路はこのガリーで途中に石碑がある。途中から振り返ったら結構高
度感があった。V字ガリーを登って少し行くと石像が現れて金鶏山の山頂に着く。見晴らし駐車場からここまで40分。こ
の後何が出てくるか分からないのでここでヘルメット、ハーネスを付ける。山頂の先に三角点が現れてまた石碑が出て
くる。稜線の踏み後を行くと細いコルが出てコルから右下に降りるようになっていた。その先のギャップは下りは昭和初
期の鎖、登りはロープが張ってあった。その先には虎ロープがあるのでルートは間違えることはない。尾根を忠実に行
ったら岩が切れていたのでコルまで戻ったら木に赤ペンキで矢印が書いてあった。その先はスラブを2回ほどトラバー
スして筆頭岩手前の岩でまた切れていて岩に沿って左へ下る。2回目のスラブは短くて大した事はない。
◆JR松井田駅にタクシーは常駐していないので改札口に張ってあるタクシー会社へ電話した。5分位でタクシーは来て
タクシー代は2870円だった。
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金鶏山登山口 |
金鶏山登山口にある看板 |
首なし石像 |
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V字ガリー |
V字ガリー上部 |
V字ガリーの途中にある石碑 |
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V字ガリーを振り返る |
V字ガリーを登りきった所 |
金鶏山 |
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金鶏山山頂手前にある石像 |
金鶏山の山頂にて |
金鶏山の三角点 |
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三角点の先にある石碑 |
稜線 |
細いコル |
◆道路の側まで降りてくるとまた踏み後が出てきた。筆頭岩の南側に来て登り返すと筆頭岩南西稜の取りつきに付い
た。
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スラブのトラバース |
ここを下降してきた |
道路が見えてきた |
◆一旦南壁側に回って下降場所を見に行く。普通は南西稜を登るが鎖もあり簡単なので南壁の左端のルートを登る。 登ったラインは下の真ん中の写真の筆頭岩の左肩から真直ぐ下に降りているラインで35m位かな?南壁自体は昔の ゲレンデで何本もルートがあり数十年前のハーケンやボルトが打ってあった。登ったルートは下から見た感じでは傾斜 も緩く登山靴で登れるのではないかと思い取り付いたら途中から垂直になってきてクライミングシューズに履き替える 場所もなく全部で数十年前の残置ハーケンが5〜6本あったが3本位(ボロボロの)シュリンゲが着いていて利き具合を 見ながらホールド代わりにした。最後の抜け口は被り気味だった。南西稜と合流した所は山頂手前の肩の部分で目の
前が山頂でした。筆頭岩山頂には大きなケルンがあった。
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筆頭岩南西稜の取りつき |
左肩から下に降りているライン |
登ったルート(取り付きから見る) |
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左側の切れている所がルート |
南西稜合流点からの南西稜 |
山頂直下 |
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南壁 |
筆頭岩の山頂にて |
筆頭岩から振り返る |
◆南西稜をクライムダウンも考えたがせっかく50mロープと登攀道具一式を担いできたので懸垂下降する。下降は南 側に1回目は5m。2回目も5m、3回目は25mでぴったりでした。1回目と2回目の懸垂は下降点にカラビナあり3回 目はシュリンゲが1本あるだけでした。2回目で下は見えないが届いた感触がないのでシュリンゲが1本ある所で切っ たら正解でした。南西稜取り付きに戻り踏み後に沿って一本杉に行き紅葉を見ながらJR松井田駅まで歩く。浅間山が
真っ白だった。
◆行動時間は見晴らし駐車場からJR松井田駅までで3時間半。
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1回目の懸垂下降 |
1回目の懸垂下降 |
2回目の懸垂下降 |
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3回目の懸垂下降 |
筆頭岩からの表妙義 |
筆頭岩からの表妙義 |
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一本杉 |
一本杉から見た筆頭岩(西面) |
歩いた稜線(左端が金鶏山) |
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