十勝・オプタテシケ山北西面 中央稜〜西尾根下降
2008年4月15日(火)〜17日(木) 
4月15日(火)東京=羽田=旭川空港=白金温泉火山観測所〜林道〜ポン水無川〜970m付近 テント泊
4月16日(水)970m付近〜ポン水無川〜スキーデポ地点〜左股沢大滝手前〜中央稜〜B壁〜P1〜P3〜オプタテ
シケ山〜西尾根〜スキーデポ地点〜970m付近テント場〜林道〜白金温泉火山観測所=びえい白金温泉郷「湯元 
白金温泉ホテル」にて入浴=旭川空港=旭川駅 「旭川ターミナルホテル」泊
4月17日(木)旭川駅=旭川空港=羽田=東京 
メンバー 田中、他 
◆白金温泉火山観測所の美瑛富士登山口へ向かう林道分岐までしか除雪がされていない為、ここから山スキーを履
いてアプローチする。20年振りにスキーを履いた。それもゲレンデスキーを年に2、3回やった程度で山スキーを初め
て履いて荷物を背負っていく。今回の登山はいきなり核心のスキーで始る。シールを貼って延々と林道を登り水無川を
過ぎると直ぐポン水無川の二つある橋の奥の橋から沢に入る。970m付近にテントを張る。一時半過ぎに出発して5
時を回っている。
林道から見たオプタテシケ山 ポン水無川の橋 970m付近にテントを設営
 
◆4時起床。5時15分出発。西尾根の末端の少し先までスキーで行ってデポする。ここからアイゼンを着けて左股沢の
大滝の手前から中央稜に取付く。B壁までは雪稜を登りB壁の1ピッチをザイルを出す。B壁は草付きから登り氷と岩
の部分を右にトラバースして登る。P1まで雪稜を登りその先の細くなった稜線を山頂へ向けて登る。終了点が山頂。
山頂に着いたのは9時半、下ホロメットク山やトムラウシなどが眺められた。風が強いので一下りして岩の陰で休憩に
する。自衛隊の演習の音が聞こえる。下り始めると山頂がどんどん雲に覆われていくので丁度良い時間帯に登った。
林道を下っている時には上部はずっと雲の中だった。西尾根は広くシリセードを混ぜて30分位でスキーをデポした地
点まで降りてしまうがここからが何の特徴も無い広い樹林帯に張ってあるテント場を探すのに行きの倍の2時間かかっ
てしまう。スキーで登ったり下ったり。時間が早いので山中二泊の予定を一日早めて下山にする。テントを乾かしている
間にコーヒーを沸かして飲む。下りは林道からシールを剥がして滑って降りたので早かった。白金温泉火山観測所に
着いたのは午後4時前でのんびりだが11時間近く行動したことになる。林道は2時間半で下ったことになる。二日間で
慣れないスキーを8時間履いていた。やはりスキーでのアプローチは登りも下りも早いです。この時期なら山スキーの
経験者なら白金温泉からどのルートを登っても日帰りできる。ただし10時間以上の行動を必要。東京から来ても一泊
二日で登って帰れるので翌日の航空券を変更して帰ることに決めたが旭川空港まで行って「バーゲンフェア」の航空券
なので日にちの変更は出来ないと言われた。いい機会なので旭川のビジネスホテルに宿泊して「旭山動物園」に行こう
と考えたが旭山動物園が夏期準備の為、休園中だとホテルのフロントで言われJALの一日4便しかない旭川→羽田の
一番早いのに変更して東京に帰った。結局、三日目は朝一で帰っただけでした。三日間快晴の天気に恵まれ気温も暖
かかった。
ポン水無川から見た中央稜(真ん中)
左股沢大滝(中央稜取付き点)  中央稜下部
左からA壁とB壁 B壁の上から西稜を見る P1〜P3を見る 
P1 P2  P1とP2の間
P3 中央稜を振り返る オプタテシケ山の山頂
Wコルから見るオプタテシケ山 西尾根から見る北西稜 西尾根から見る中央稜
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