ヨーロッパアルプス・モンブラン、モンテローザ 
2001年7月13日(金)〜24日(火)
7月13日(金)成田=フランクフルト=ジュネーブ=シャモニー 「ホテル・グルメ・エ・イタリー」泊
7月14日(土)「ホテル・グルメ・エ・イタリー」〜ロープウェイ〜プレバン〜ロープウェイ〜「ホテル・グルメ・エ・イタリー」
7月15日(日)「ホテル・グルメ・エ・イタリー」=バス=ロープウェイ=エギューデ・ミディ〜バレーブランシュ氷河〜エギ
ューデ・ミディ=ロープウェイ=バス=「ホテル・グルメ・エ・イタリー」泊
7月16日(月)「ホテル・グルメ・エ・イタリー」=バス=レ・ズーシュ=ロープウェイ=登山電車=ニーデルグル〜テート
ルース小屋〜大クーロワール〜グーテ小屋泊
7月17日(火)グーテ小屋〜モンブラン〜グーテ小屋〜ニーデルグル=登山電車=ロープウェイ=「ホテル・グルメ・エ・
イタリー」泊
7月18日(水)シャモニー=バス=ロープウェイ=ル・プラリオン=ロープウェイ=バス=シャモニー  「ホテル・グルメ・
エ・イタリー」泊
7月19日(木)シャモニー=ツェルマット 「ホテル・カリーナ」泊
7月20日(金)「ホテル・カリーナ」=登山電車=ローデンボーデン〜モンテローザ小屋泊
7月21日(土)モンテローザ小屋〜モンテローザ〜モンテローザ小屋〜ローデンボーデン=登山電車=ツェルマット  
「ホテル・カリーナ」泊
7月22日(土)「ホテル・カリーナ」=登山電車=オーバーロートホルン〜登山電車=「ホテル・カリーナ」〜ツェルマット=
ジュネーブ 「ホテル・モンタナ」泊
7月23日(日)ジュネーブ=フランクフルト=成田
7月24日(月)帰国
メンバー 単独
7月13日(金)東京、成田晴れ
◆とうとう出発の時が来た、本当にヨーロッパアルプスに行くのかという感じだ。成田空港に山本晋也監督とテレビ朝日
がいた。トゥナイトのロケでヨーロッパなのかは分からない。監督はファーストクラスだったが男のスタッフ3人は私の前
の席にいた。全部で8人程いたがモデル風の美人の女性が一人いた。テレビではコンタクトをしているのか凄い近眼の
メガネをしていた。
 ルフトハンザドイツ航空は全席禁煙というのは非常につらい。東南アジアのように時間が短ければ我慢も出来るが片
道十数時間。しかしいつもより早くフランクフルトまで11時間で着くそうだ。
フランクフルト空港に着けば喫煙所が何箇所かあるそうなので我慢です。トイレに行って吸っちゃおうかな。飛行機の中
は非常に乾燥しているので水分をかなり摂っています。
 本日の荷物は2個で26k、重さはエルブルースと変わらない。エルブルースより期間が一日長いしシュラフとシュラフ
カバーがない代わりにミネラルウォーター1.5リットル、缶コーヒーを2本など重いものを持ってきている。3k以上は減
るが土産を買うので帰りはさらに重くなっているだろう。
飛行機からヨーロッパアルプスが見えて良く写真を撮っているが今日は窓側の席なので座席にカメラを持ってきた。空
からヨーロッパアルプスを撮影したいと思う。
飛行機はシベリアの上空を通っていく。窓の外はマイナス50度以下。雪の結晶が窓ガラスの外側についている。外を
見ると下が見えるがこれが地球か?と思うほど。月の上でも飛んでいるのかと思うほどの景色だ。
ルフトハンザドイツ航空 「ホテル・グルメ・エ・イタリー」のパンフレット

全席禁煙の飛行機のトイレでタバコを吸う!
◆トイレでタバコをふかし、吸っただけでなぜか、ものすごく怒られてしまった。探知機でもあるのか。やっぱり左上に3
個ランプがあったがそうなのか。それとも私が出た後スチュワーデスが確認しにいくのか。答えは確認しにいくのだと思
う。トイレでタバコを吸って座席に座っているとスチュワーデスが来て私が英語が分からないと見ると日本人のスチュワ
ーデスが前の方から来て、吸ったタバコをどうしたか聞かれた。水で火を消してゴミ箱に捨てたと言うとすぐさますっ飛
んでいった。どうやらタバコを吸ったことよりどこに捨てたかが重要なようだ。私は10数時間我慢するならば1回くらいト
イレで吸ってやろうと思っていた。怒られればすむわけで、飛行機から下ろすわけには行かないからだ。謝ってすむの
ならいくらでも謝ろう。一筆書くのならいくらでも書いてやろう。だが、これでトイレもダメと言うことが分かった。あえて吸
うチャンスがあるとすればスチュワーデスが仮眠を取っている時間帯だ。この時間帯ならいちいちトイレに確認に行け
ないだろう。
◆ドイツのフランクフルト空港で乗り換え、本当に名前の通りフランクフルトがあちこちで売っている。私は帰りも乗り継
ぎでここによる。ドイツマルクを持っていないのでコーヒーを飲めない。帰りによる時にVISAカードが使えるかどうか聞
いて使えたらここでも少し買い物をしよう。少なくともフランクフルトは必ず食べたい。でも少し我慢すれば機内食が出る
んだよな。成田→フランクフルト間ではヨーロッパアルプスの上空を通らなかったようだ。山は全く見えない。天気はくも
り。フランクフルト空港で明らかに日本人という若い美人の子から話しかけられたが現地の時間が知りたかったようだ。
日本語が話せないのだから日本人ではない。英語がぺらぺらだ。韓国人の男性にも火をくれと話しかけられた。
◆フランクフルトからジュネーブに行く飛行機は近いこともあって小さい飛行機だ。後ろから5列目の席だがコックピット
のドアが開いていると見える。空席もある。今度こそ窓側の席なのでアルプスの航空写真を撮ろうと思っていたが、な
んと私の席にドイツ人らしい若者が先に座っている。面倒なので諦めることにする。もしこちら側の窓から見えたら写真
だけ取らせてもらおう。ジュネーブ行きの飛行機は離陸時間が遅れているようだ。飛行機の中で成田→フランクフルト
間でビールを2本飲んだが、普通は缶ビールなのが瓶ビールが出てきた。しかも2本とも種類が違う。さすがビールの
国だ。フランクフルトからジュネーブに行く間におつまみ(ナッツとチョコ)とビールを飲んだ。つまみを配っている時に隣
の若者は寝ていてもらえなかった。飲み物を貰う時にこの若者は「Do You Habu Choco」と言ってチョコを3本貰
っていた。私がそれを見て笑っていたら1本分けてくれたのだ。中々いいやつではないか。
ようやくドイツからスイスのジュネーブ空港に着く。そして車でフランス・シャモニーへ入る。あまり天気は良くない。
シャモニーの街

  プレバン(2525m)登頂
7月14日(土)くもり
◆2525mのプレバンへ足慣らしに行く2000mの場所でゴンドラを降りてそこから頂上まで一時間半のハイキング。
帰りは一気にロープウェイで下る。ハイキングの前にスネルスポーツに寄った。神田さんという日本人が働いており18
歳よりこの地にいると言う。口の利き方など態度が悪く、客に対してひどすぎる。売ってやるみたいな感じだ。スネルス
ポーツでアイゼンにスノーシャフトを付けてもらい5.10のクライミングシューズを一足買った。日本の半額だ。夕食は
「ナショナル」という店を予約して食べに行った。石焼の焼肉を食べた。夕食時に大雨が降る。
プレバンの切符  
プレバンの山頂 スネルスポーツ

エギューデ・ミディ(3800m)へ
7月15日(日)雨
◆日に日に天気が悪くなっていく。エギューデ・ミディの3800mまでロープウェイで行き高度順応しにいく。バレーブラ
ンシュ氷河を行くが吹雪で前が見えない。往復約45分でロープウェイに戻る。どうせ時間はあるし高度順応が目的な
のでレストランで2時間近く滞在する。外は真っ白で何も見えない。暖かいコーヒーを注文する。
もしかしたら、モンブランもマッターホルンもこの天気では両方登れないかもしれない。こちらの天気は日が長く夜9時
過ぎまで明るい。私のホテルの部屋は屋根裏みたいな所で天井の窓から明かりが入って眠れない。今日の夕食はマク
ドナルドのハンバーガー、フライドポテトを食べながら缶ビールを飲む。今は土砂降りだが明日、明後日は天気が良くな
るとのことで予定どうりモンブランに行く。それ以降は分からないと言う、天気予報がここの所外れている。との事。この
旅は全部一人部屋での行動で日記を書く時間がある。
 ホテルを出発すればガイドは始まったとしてガイドに金が行く。小屋に泊まって天気が悪いと言って帰ってくればガイド
は楽に金儲けができる。客も登れるのではないかと期待してしまう。シャモニーで一番仲のよかった八王子の豊田から
来ているKさんがモンブランに行けなくなった。エギューデ・ミディのロープウェイの下りで耳貫がうまく行かなくておかしく
なってしまった。医者に行ったら中耳炎みたいので2、3日間、標高の高い所に行ってはいけないと医者に言われたそ
うだ。本当にそんなことがあるのかと信じられなかった。
エギューデ・ミディ(吹雪いている)
シャモニーからグーテ小屋へ
7月16日(月)晴れ
◆7時朝食、7時30分出発。モンブランに出発の日が来た。3時半に星空、4時半にモンブランがが初めて天井の窓
から見えた。ロープウェイと登山電車でニーデグールまで行き乗換えで45分待たされる。ロープウェイは始発で行った
が登山電車がまだ動いていないからだ。私のガイドは数少ない女性のガイドだ。この女性のガイドがタバコを吸うので
私のガイドをするのだろう。ヨーロッパアルプスでは山小屋で食事をしたりお茶を飲んだりするとガイドの分も客が支払
う仕組みになっている。テートルースの小屋で予定外の昼食となり220フラン払った。円で4400円。スープとオムレツ
とコーラとサラダだけで。テートルース小屋よりザイルを結び今日の宿、グーテ小屋を目指す。私が一番早く着いて最
後の人と1時間差。岩登りが中心のルートだから他の人はアイゼンを付けて岩なんか登った事がないのだろう。先行パ
ーティーも全部追い越した。ツェルマットでもそうだったが本当はそんなにせわしく登らなくても登れるのだからもう少し
ゆっくりしたいのだがガイドは客が早いと思ったらいくらでも容赦なくスピードを上げる。早く仕事を終わらせて休みたい
のだろう。グーテ小屋の夕食は気圧のためか硬いパスタとチーズ1個とビーフの煮込み。富士山より標高の高い所での
腹一杯の食事となりました。頭痛薬を飲んで寝るがなれない。
登山電車のニーデルグル駅 シャモニーの駅 
テートルース小屋 3人しかいない女性ガイド
   
グーテ小屋へ行く途中 クーロワールをバックに
   
グーテ小屋 グーテ小屋のベッドルーム
 
ヨーロッパアルプス最高峰モンブラン(4807m)登頂
7月17日(火)晴れ
◆夜中の2時前からうるさい。2時半朝食、コーヒーとパンを一枚食べて準備をして3時過ぎくらいに出発した。新雪でピ
ッケル1本では登りづらい。それでもガイドは飛ばして登る。真っ暗の中を横から追い抜いて、追い抜きまくった。他のガ
イドがストックを1本貸してくれた。私が四つんばいになってバテテるからだ。スタートしてから一回も休憩を摂らずに飛
ばしてきたからだ。頂上は見えているがニセピークが3つ4つあって中々つかない。頂上付近は風が強くていられない。
写真を2枚撮って急ぎ足で安全な所まで下る。ここで初めて休憩した。と言ってももう安全な場所まで来たのだからそん
なに急ぐ必要はないしまだ登っている人も沢山いる。写真を撮りたいのとタバコを吸いたいのでガイドにストップさせ
た。昨日グーテ小屋のベッドルームに行ったらアースデスクの石坂さんと偶然会う。山岳会から頼まれて来たという。中
高年の女性が数人、男性が1名。昨日の雨で登山電車が動かずロープウェイからテートルース小屋まで歩いて泊まり、
グーテ小屋に泊まって、2時起床、3時出発。ボソン氷河を下って、エギューデ・ミディの途中の駅に降りて帰るという。私
がモンブランを下っていると石坂さんが私の肩をたたいて「今度は東京で会いましょう」と言っていた。百人近くいた登山
者の中でグーテ小屋には一番で戻り9時ごろ昼食を食べて下った。
モンブランの山頂の様子 モンブランの山頂
         
モンブランの山頂 モンブランにて
    
モンブランより モンブランより  モンブラン
ヴァロ小屋 モンブランの下りで モンブラン

 
◆帰りはテートルース小屋の手前から左の氷河を下りガイドがザイルをいっぱいに伸ばしてシリセードでソリをやって
くれた。とても楽だった。ロープウェイ乗り場の前でガイドとお茶をする。ホテルまでガイドが自分の車で送ってくれた。
今日の夕食は日本食を食べに行く。豚カツ定食を食べたが食材を日本から取り寄せているため値段が高い。ライスが
お変わりできると言うので三分の一位貰った。モンブランなんか日本から中高年の女性が沢山登りに来ている。所詮、
雪山のハイキング程度だった。日本の冬山の方が荷物の重さ、ラッセルなど、どれほど厳しいか。
氷河をリセードで  大クーロワール

ロープウェイ乗り場 テートルース小屋でのガイドさん ロープウェイ乗り場の前でお茶をする
モンブランの帰りロープウェイ乗り場、ガイドはバッジを見せるだけでタダで乗れる
ル・プラリオン(1966m)登頂
7月18日(水)雨
◆夜中に雨はぽつぽつと降り出し一旦やんだが朝方からまた降りだす。私の部屋は屋根裏部屋だから雨の音で熟睡
できない。夜9時半くらいまで明るく睡眠不足が続いている。今日はトレッキングに行く予定だったがこの雨ではどこにも
出られない。7時過ぎに朝食に行き2時間程時間をつぶす。コーヒーを3杯飲んで全種類食べ、これでは体重が増えて
帰国してしまう。
◆モンブラン登山の前後悪天でどこにも行けず登山の2日間だけ天気がいい。それも登頂日が一番よかった。逆だっ
たらえらい事だったが良しとしよう。モンブランが登れずスイスに行ったら意気消沈してしまう。モンブランで足慣らしをし
てマッターホルンを登る方が楽だ。今日は雨で何もすることがない。モンブラン登頂で寒くて鼻水がまだ止まらない。熱
も少しあるかも。やっぱり昨日、薬屋さんで薬を買ってくれば良かった。明日、私はシャモニーからツェルマットの移動
日で明後日マッターホルンに登る。朝、Kさんがスイスの時刻表を持っていたので移させてもらう。シャモニー→ツェル
マット、ツェルマット→ジュネーブ、ジュネーブ→空港。これで、精神的に気が楽になった。シャモニーで仲の良かったの
はKさんとH夫妻。H夫妻は昨日の夕食はマクドナルドだそうだ。11時半ごろH夫妻の奥さんから部屋に電話が入った。
朝食の時に私は一人なのでどこかに行く時には声を掛けて下さいねと行っておいたからだ。ついでに鼻水を止める薬
を2種類頂いた。Kさんが郵便局に行っているというので帰ってきてから12時頃ロビーで集合となった。雨が降っている
ので近くの広場の所にあるカフェテリアでランチを取る。コースでかなりボリュームがあり腹いっぱいになる。インディカ
米を好きなだけ入れる。ドリンクはコーヒーを頼む。午前中はベッドでゴロゴロして昨日買ったハンバーガー2個とモン
ブランに持っていって溶けてしまったチョコレートを食べていたので本当にお腹一杯。
◆今日一日どうやって時間をつぶすか相談する。シャモニーのバスのチケットをホテルで貰ったのでバスでどこかに行
くことにする。適当にバスに乗ったらシャモニーの隅のル・プラリオンまで来てしまった。ここがバスの終点らしい。せっ
かくだからロープウェイに乗ってル・プラリオン(1966m)に行く。頂上に行ったら雨もやんで来て、またバスに乗り山岳
博物館を見て喫茶店でコーヒータイムにする。夕食の待ち合わせをする。広場前のレストランに入る、日本語のメニュ
ーがあったからだ。夕食は軽く、スパゲティーとサラダ、白ワイン1本にする。私にとってのシャモニー最後の夜なので
現地で仲良くなった人たちと別れるのはさびしい。外は明るいのでモンブランと言うアイスクリームを食べたり広場でお
しゃべりをする。
シャモニーのカジノ ル・プラリオンの切符
教会 山岳博物館のチケット
シャモニーのケーキ屋さん

 シャモニーからツェルマットへ
7月19日(水)曇りのち晴れ
◆駅前でモンブランのTシャツを買って10時半のモンブランエクスプレスに乗る。電車に乗っても駅ごとプラットホーム
の駅名と地図のにらめっこ。マルティ二とウィスパで氷河特急に乗り換えツェルマットに入る。ツェルマットの町は電気
自動車が走り、馬車が走っている。
 私の泊まる「ホテル・カリーナ」はシャモニーの「ホテル・グルメ・エ・イタリー」より酷く冷蔵庫もなければ北向きの寒い
部屋で凄く狭い。登山はこうでなければいけない。今日もマッターホルンは雪が降っておりアルピンセンターに行ったら
7月25日以降でないと登れないと言われた。(最終的には8月に入ってから登れるようになったそうだ)「ホテル・カリー
ナ」のフロントのおばさんにマッターホルンに登るんだと言うと「ノー」と手振りを交えて思いっきり言われた。これで踏ん
切りが付いた。
 代替の山はモンテローザになった。資料が全くない。明日から一週間くらい天気がいいそうだ。
モンブランエクスプレス マルティ二の駅舎 マルティ二のプラットホーム
電車の中 氷河特急 ツェルマットの駅前
  
「ホテル・カリーナ」 ツェルマットのキャンプ場
  
  
◆夕食はホテルのレストランで肉料理で暖炉に肉がぶら下がっていたりワイルドな雰囲気だが盛り付けはフランス料理
みたいだ。
私一人日本人
◆列車でも山小屋の中でもヨーロッパ人は私には近づかない。10日間髭を伸ばしてサングラスを掛け、首にタオルを
巻いて大きなザックを2個置いている。どう見てもこれなら近づかないだろう。
◆モンブランエクスプレスでは乗り換えのプラットホームと時間を車掌さんが切符に書いてくれた。自動ドアが開くと「ボ
ンジュール」と言った。明日はモンテローザの小屋まで行けばよい。昼に出れば良いとガイド組合で言われた。
   ツェルマットからモンテローザ小屋へ
7月20日(木)曇りのち晴れ
◆ビールを飲みかけでテレビも付けたまま寝てしまった。ずうっと一人だから朝の時間が気になって全く熟睡できない。
昨日は今までの疲れから8時に寝てしまった。朝はホテルの朝食を食べる。ローデンボーデンの駅から氷河を2つ越え
て岩の上に立っているのがモンテローザ小屋だ。氷河上には赤い旗が立っていてそれを目印に歩いていく。近道をしよ
うとすると氷河が裂けていて余計に遠くなってしまった。暇なので早くホテルを出てしまったので小屋に昼過ぎについて
しまった。私のガイドは夕方近くになってくる。誰が私のガイドだがさっぱり分からなかったが日本人が一人でいるので
声を掛けてくれた。夕食は一品づつ順番に出てくる。ガイドの名前でテーブルの席が決まっており一品づつ出てくる夕
食の間が非常につらかった。

リッフェルホルン リッフェルシー ローデンボーデンの駅
クレバス モンテローザ小屋 モンテローザ小屋の食堂

モンテローザ(デュフールシュピッツェ)4634m登頂
7月21日(金)晴れ
◆モンブランよりは小屋も山も空いていて快適だった。私はモンブランで完全に高度順応が出来ている。ある程度登山
者が出払ったころヘッドランプをつけて男のたくましいガイドと二人で出発する。急斜面になった所でガイドがストックを
デポする。急登と岩場なのでストックは使わない。私は最初からピッケル1本。ここに来る間、標高1000m以上フルス
ピードで一回も休憩しないで全員追い抜いてきた。ここから山頂までは私がトップだ。山頂には十字架がありあっちがイ
タリーだとガイドが言っていた。タバコを何本か吸ってのんびりしていたが2番手が来そうになったので下り始める。小
屋について私がコーラを飲んでガイドがビールを飲んでいた。ここでガイドとはお別れだ。一人で氷河を2時間歩いて登
山電車の駅まで行く。山は登ってしまったのでここの氷河からマッターホルンが綺麗だったので写真を撮る。日本人の
小屋に食事に行くツアーがこの氷河を歩いていた。ツェルマットの町をぶらぶらするが駅前通りは中高年の日本人ツア
ーを見かける。日本語で「チーズフォンデューあります」と書いてあるレストランもある。こういうところは絶対に入りたく
ないと駅から離れたレストランに行く。英語のメニューもないフランス語とドイツ語のメニューしかない店に入った。さっ
ぱり分からないとボーイさんが手で足のモモをたたいてこの部分だぞとゼスチャーで教えてくれた。
モンテローザの頂上
  
イタリア側の山頂には十字架がある 2番手が上がってきた
マッターホルンを背に モンテローザ

オーバーロートホルン登頂(3415m)
7月22日(土)晴れ
◆今日はジュネーブに行くだけなので天気も良いし午前中だけオーバーロートホルンに行く。現地のお土産さんで働い
ている日本人の女の子がオーバーロートホルンは怖くて登れないというので一回登って少し降りてまた登った。その
後、一人でジュネーブへ移動する。夕食はシシカバブみたいなものを食べた。(屋台)
地下ケーブル ロートホルンにて ロートホルンで女の子と
    
オーバーロートホルンの山頂の様子 オーバーロートホルンの最後の登り オーバーロートホルンでマッターホルンをバックに
オーバーロートホルンでモンテローザをバックに ツェルマット ツェルマット

山岳博物館
山岳博物館
山岳博物館の切符 山岳博物館の切符
                                  
      
ホテル「カリーナ」 アルプス通り ジュネーブ 
モンブラン通りのバーガーキング キャバーブの店 夕食
  
ホテル「モンタナ」 教会
 
7月23日(日)
◆ジュネーブからフランクフルトに行き空港でドイツマルクを両外してフランクフルトを食べた。お土産を買って成田へ行
く。
7月24日(月)
帰国
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