西丹沢・寄沢流域 清兵衛ノ沢 
2017年12月6日(水)
東京=小田急線新松田駅=バス=寄〜みんなの森ゲート〜登山道〜清兵衞ノ沢出合〜堰堤四個〜清兵衞ノ崖〜1.5m〜二条2段3m〜2段3m〜2段10m〜左岸尾根〜鍋割山稜〜後沢乗越〜二俣〜大倉=バス=小田急線渋沢駅=東京
メンバー 単独
★最後まで表舞台に出ることはなかった伝説のクライマー「溝江朝臣」さんの資料は昔の山岳雑誌(岩雪?)、日本登山体系(南アルプス)位しか見当たらないが3ヶ月位連続で南アルプスの鋸岳から深南部まで遡下降したり生涯遡行本数2500本以上、現代に於いても誰も真似できない記録が沢山ある。その彼が寄沢の三大岩壁を登っているが僕にはどの沢だが地図やルート図にも載っていないので分からなかったが今年出版された「丹沢の谷200ルート」で場所がわかった。場所が解れば「清兵衞ノ崖」を見て溝江朝臣の足跡に少しでも触れて見たい。滝ではなく崖ですからね!寄沢自体今は蛭の宝庫なので寒いこの時期に行った。寄バス停からみんなの森ゲートまで登りの車道を30分、ゲートから出合まで40分、出合近くになり何回も地図を出して確認したのは行きすぎたら損なので。アプローチの登山道でカモシカを見た。冬将軍が来て天気は無風快晴だが気温は低いので、沢はジャージのズボンで登るため下だけ春用のアンダーズボンを履いてきた。出合の手前で渡渉を失敗して右足をアプローチシューズのままドボンしてしまい濡れた靴下で自宅まで帰る。出合で着替えて堰堤を四個越えると「清兵衞ノ崖」(4段60m)の前に出る、二段目までしか見えない、三段目が少しだけ見える。寄沢の左岸の沢は脆い岩なので清兵衞ノ崖を左から巻くが岩のリッジ登りで樹林帯に入ると右に沢に降りられる。急峻な沢を登って行くと2段10mの下段は右側を登り上段も右側を登るのだが少しヤバそうなので右の尾根に逃げた。もう沢には戻れず鍋割山稜まで急峻なヤバそうな尾根を登る。遡行時間は1時間半。行動時間は4時間50分。
     
 清兵衞ノ沢出合  堰堤  清兵衞ノ崖
     
 清兵衞ノ崖を右岸で巻く  清兵衞ノ崖の落ち口  1.5m
     
 二条2段3m  小滝  ナメ滝
     
 2段3m  2段10m下段  2段10m上段
     
 もうすぐ稜線  鍋割山稜に出た所  後沢乗越

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