★行きのバスで向原バス停で降りる単独の若くてモデル見たいな綺麗な女性が下車するときに運転手に昔のバス停の名前はなんだとか山に行くのにここで良いのか?などと聞いていてまるっきりバスが動かない。運転手の言葉はマイクが入っているので内容はわかるので流石にじれったくなり後部座席から僕が大声で「どこに行くんですか?」と叫んだ。女性は「不老山です」と言ったので「ここですよ」「昔のバス停の名前は棚沢キャンプ場です」と言ったら「そうですよね!」「有り難うございます」と言って降りた。運転手には「ご協力有り難うございます」とマイクで言われて少し天狗になってしまった。他の乗客はじいさん、ばあさんばかりなので駄目だろう。若い女性は上から下までアウトドアブランドで固めて山スカートを履いてアークのザックだが地図とかないんだろうな。スマホで見ていたから。本日一つ目の良いことをした。下ノ権現沢は時間が早く終わってしまうのでどうせバス停で何時間も待たなくてはならないので西丹沢ビジターセンター前でお弁当を食べてゆっくり行く。流石にお弁当は電車やバスの中では食べれない。下ノ権現沢出合まで西沢登山道で30分。一滴の水のない枯れ沢だった。涸棚が幾つもあり岩登りをしているようで楽しい。何れも三級程度。遡行時間は1時間15分。権現山北東尾根に出て北東尾根を降りると早すぎてしまうので北尾根経由で下山。権現山の山頂は久し振りに来たが廃道になってからは初めてで山頂の大きな看板もなくなっていた。山頂で着替えてのんびり下ると北尾根の上部で朝5時にビジターセンターを出発した道迷いのおじいさんがいて「あなたについて降りて良いか」と聞くので「どうせ時間はたっぷりあるしゆっくり降りましょう」と僕は言ってビジターセンターまで一緒に歩いて上げた。西沢登山道に降りた所で一回休憩をして地図を見せてもらったら白黒のコピーの地図一枚だけで菰吊山まで往復する予定だったらしい。西丹沢は初めて来たらしい。下棚、本棚は5分位だから案内しますよと言ったがおじいさんはカメラをぶら下げていたが疲れてて行かなくて良いと言う。おじいさんは東京から車で来たので駅まで乗せてくれと言えば乗せてくれただろうがそれを言ったら格好悪いのであえて言わなかった。おじいさんは僕と山中で合わなかったら遭難していたな、現在地が分からず携帯も入らず困っていて沢に入り登ったり降りたりしていて出発から7時間も経ってまだビジターセンターと権現山の間にいたのだからびっくりです。おかしいと思った時点で解るところまで戻るように言いました。今日の良いこと二つ目です。更に帰りのバス停で不安そうなテントを持った単独の外人が東海自然歩道を歩くのにビジターセンターまで来てしまったらしいので話しかけて上げて浅瀬入口で下ろして上げた。日本語がほとんどわからない西洋人だ。今日の良いこと三つ目。珍しく良いことばかりして善人になった一日だった。行動時間3時間40分。バス停で1時間待ち。
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出合 |
2段8m |
ナメ |
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6m |
8m |
8m |
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15m崩壊壁 |
詰め |
沢の最後 |
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権現山北東尾根からの眺め |
箒沢権現山の山頂 |
箒沢権現山山頂にて |
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